第四話「自宅で、そしておやつを食べよう。」
そして、僕はイゾウと共に
自宅に到着した。
イゾウは、僕の住んでいる家の
玄関のドアを見るなり
「えげれす」扱いしてきたので、
僕は焦り、一応
ここが「日本」だという事を説明した。
確かに洋風だけど！一応日本だから！
そして僕がドアを開くと、
イゾウは物陰に隠れだしたので
僕は「大丈夫、怖くないよ」と言い
説得をした。なんというか疲れるなあと
思ったけれど初めて出来た僕の大切な
友達？なのでここはなんとかしないといけない
謎の使命感が頭をよぎった。
だが、それと同時に
このイゾウという人物ってもしや？
と思い背筋が凍っていった。
他、例えば殺し屋だったら！どうしよう！
と、僕がそうわたわたと考えているうちに
当の本人であるイゾウが目の前から
消えていた！いつの間に！
「や！やばい！いなくなっちゃった」
僕は部屋中を探し回った、
だがどこにもイゾウがいなかったのだ。
途方に暮れて3分経過したそんな時
僕の家の庭から猫の鳴き声がみゃぁ～
と響き渡った。
僕は恐る恐る庭に向かうと…
そこには野良猫と戯れるイゾウの姿がそこにあった
のでとりあえず、ホッとした。
案外イゾウは可愛いやつかもしれない。
でもコワイけど！
それから数分後、
僕はおやつの３時の時間になったので、
そろそろイゾウにもお茶菓子を出そうかなって
思い、自分の部屋にイゾウを招き、
お茶菓子をイゾウにごちそうする事にしたんだ。
イゾウは恐る恐るお茶を飲むと
「これは俺が飲んできたお茶の中で
一番美味いかもしれない。」
と言い出したのでこちらが恥ずかしくなった。
だって、100円ショップで買った茶葉だったし！
しかもお菓子を出すと「これは～一番～」
みたいな言い出しをいちいちするのでますます
恥ずかしくなった。
まあマズい！と言われるよりはましかな？
と思った僕でした。